日本には様々な形の故人の弔い方がありますが、一番一般的なものは、火葬したのち、お墓に遺骨を納める、いわゆる納骨をする方法でしょう。そこで、お寺や霊園を選ぶということが重要になってくるのですが、これが経験しないとなかなかわからないことが多いのが現実です。まずは、仏教なのかキリスト教なのかなど信仰によって選ぶ方法は限られてくるわけですが、最近はお寺でも信仰不問(他宗派でも大丈夫)のお寺が増えています。中にはお寺が持っている墓地を石材会社が運営して、何とか霊園などと名乗り、わざと宗派を表に出さず、いろいろな方に納めてもらおうという所もあります。他にも市町村が運営する霊園もあり、この場合は運営する市町村に住民票のある人だけ墓地を購入できたりなどの特典があったり、割安な使用料だったりするのです。ただそのような霊園はもともと地元の人が必要だと考えて作られているので、基本空きが少なく、新区画ができない限り申し込みができなかったり、待ちが長くてその間にほかの場所にお墓を建てたりといったことになることもあります。そして、一口に霊園と言っても、規模は先にあげた市町村が運営するような500基~1000基規模の大きなところや、大阪市内など土地が高くあまり広い墓地を用意できないお寺から墓地の運営をまかされた石材会社が20~50基で展開している、といった具合に様々な形があるのです。そして、大きな霊園の長所としては、最寄駅からシャトルバスが出ていたり、入口の付近に駐車場が整備されていたり、花屋やお墓参りグッズが売っているコンビニや売店があることでしょう。中には子どもが遊べる遊具があるところもあるそうです。ただし、お盆、お彼岸、年末、年始や週末などはシャトルバスや駐車場は込み合い、お墓参りに行列ができることもあるそうです。そして小さな霊園の良いところは、こじんまりとしているため、混み合うことなくゆっくりとした気持ちでお墓参りをすることができます。1区画ごとに個性のある墓石を建てたりすることもできますし、販売を担当する営業の方との関わりも深くなり、納骨の際なども、かなり丁寧に対応していただけます。ただ、規模が小さいため、使用料が高かったり、送迎がないので不便だったり、中には山へ分け入って行く場所にあったりと、大きいところとは違うデメリットもあります。どちらにしても、お墓は一生に一度あるかないかの買い物であり、いろいろ比較して選ぶにこしたことはありません。